ユニオンショップとは、従業員として雇用されると、その従業員は、本人の意思にかかわらず、労働組合に加入することとなり、労働組合から脱退する場合には、会社から解雇されてしまうというものです。
労働者の意志を無視して、強制加入させるわけですので、違法なのではないかという気もしなくもありませんが、現状では、このような仕組みを導入している会社があります。
組合としても、多くの組合員を組織することができる一方、会社にとっても、交渉や協議が行いやすいというメリットがあります。
ユニオンショップを導入するためには、会社と労働組合がユニオンショップ協定を締結することになります。
しかし、その中で、特定の社員あるいは、パートタイマー層に対し、労働組合に加入しないように勧誘したいと考える会社もあるかと思いますが、そのような勧誘は、労働組合が弱体化する行為となり、支配加入として不当労働行為に該当することになりますので、注意が必要です。
