チェックオフとは、本来、労働組合が組合員に対し回収する組合費を、会社が賃金等から源泉徴収し、一括して労働組合へ納める約束を言います。
労働組合員が多数存在する場合、組合員にとっては組合費納入の手間、組合にとっては徴収の手間が省け、さらに未回収リスクもなくなるため、この方法によって、回収したいという意思を見せる労働組合も少なくありません。
しかし、このようなチェック・オフの要求に対し、会社は誠実に対応する義務はありますが、要求を呑んで、チェックオフしなければならない義務はありません。労働組合と長期的友好関係でない限り、拒否するのが通常対応かと考えます。